LXのF SPORTが出るのを、ずっと待っていた方もいますよね。
レクサスは10月1日に、LXの一部改良モデルを発売しました。新しくF SPORTが加わり、ガソリンのLX600とハイブリッドのLX700hの両方で選べます。
待っていたものが出たら、次は「どのLXにするか」で迷います。値段を並べてみると、1700万円のLXが3つありました。
今日は、改良で全部のLXに入ったもの、F SPORTに付くもの、そして同じ値段の3つのちがいを順に見ていきます。
🔧 10月1日の改良で、全部のLXに入ったもの

まずは、F SPORT以外のLXにも関係する変更から見ておきますね。
ハンドルと足まわりの見直し
全部の仕様で、電動パワーステアリングの調整と、サスペンションの特性が見直されました。電動パワーステアリングは、ハンドルを回す力をモーターで助ける仕組みです。
レクサスは、運転する人の思いどおりに曲がれる感覚と、乗り心地を高めたと説明しています。ただ、どれくらい変わったかを示す数字は発表されていません。
前の日の9月30日には、RXも走りを磨く方向の改良が発表されています。レクサス全体で、走りの手ざわりを整える改良が続いている形です。
OVERTRAIL+は、タイヤがひとまわり大きく
悪路向けのOVERTRAIL+は、タイヤが265/65R18から265/70R18に変わりました。タイヤの横の部分には、ブロック模様も入っています。
数字で見ると、タイヤの外側の直径は、約801.7mmから約828.2mmへ、約26mm大きくなる計算です。車体が持ち上がるのはその半分なので、約13mmです。レクサスも、地面から車体の底までの高さを上げたと説明しています。
失敗しやすいのが、前のOVERTRAIL+から乗りかえる方です。タイヤのサイズが変わるので、いま持っている冬用タイヤがそのまま使えるかは、販売店で確かめておくと安心です。
LX600に20インチ、全部に新しい白
ガソリンのLX600の標準仕様には、20インチのアルミホイールが新しく用意されました。V字の形をした、削り出しの2本スポークです。色は、ダーククリアという濃いめの塗装で仕上げられています。
ボディの色には「ホワイトノーヴァガラスフレーク」が加わりました。この色は、全部の仕様で選べます。
値段は、発売したころより110万円高い
LX700hが出たのは、2025年3月です。そのときの値段と、今回の値段を並べるとこうなります。
| グレード | 2025年3月 | 2026年10月 | 差 |
|---|---|---|---|
| LX700h | 1590万円 | 1700万円 | 110万円 |
| LX700h OVERTRAIL+ | 1590万円 | 1700万円 | 110万円 |
| LX700h EXECUTIVE | 2100万円 | 2210万円 | 110万円 |
ガソリンのLX600も、2025年3月の時点では1450万円から2000万円でした。今回は1560万円から2110万円なので、いちばん安いものと高いもので、どちらも110万円上がっています。
ただ、この間にいつ値段が変わったのかは、確かめられませんでした。今回の改良で一度に上がったとは言い切れないので、ここは注意してくださいね。
🏁 F SPORTを待っていた人が知りたいこと

いよいよF SPORTです。待っていた方がいちばん気になるところですよね。
走りのために足された4つ
F SPORTには、走りのための装備が4つ足されています。
1つ目は、車の前と後ろに付くパフォーマンスダンパーです。車体の細かい揺れを吸いとる部品で、F SPORT専用に調整されています。2つ目は、トルセンLSDです。左右のタイヤへの力の配り方を整える仕組みです。

3つ目は、後ろのスタビライザーです。曲がるときに車体が傾きすぎないよう支える棒です。4つ目として、電動パワーステアリングと、路面に合わせて硬さを変えるサスペンションに、F SPORT専用の調整がされています。
見た目と、車の中

外側では、メッキの縁取りに黒いメッシュのグリル、ディフューザーの形をした黒い後ろのバンパーが付きます。タイヤは265/50R22で、22インチの鍛造アルミホイールです。

車の中では、前の席の横の支えが強められ、曲がるときに体がずれにくくなりました。アルミのペダル、くぼみのある革のシフトノブとハンドル、3種類の表示を選べる12.3インチのメーターもそろいます。飾りのパネルには、日本刀の刃の模様を表した「刃取」というアルミのパネルが使われています。

色は外側が6色、中が3色です。外側の「ニュートリノグレー」と、中の「フレアレッド」は、F SPORTに用意された色です。
22インチは、OVERTRAIL+と向きが反対
これは意外でした。F SPORTの22インチと、OVERTRAIL+の18インチは、タイヤの外側の直径がほとんど同じなんです。計算すると、F SPORTが約823.8mm、OVERTRAIL+が約828.2mmです。
ちがうのは、タイヤのゴムの厚みです。横から見たゴムの部分は、F SPORTが約133mm、OVERTRAIL+が約186mmになります。
ゴムが薄いほどハンドルの反応はきびきびし、厚いほどでこぼこ道の衝撃をやわらげやすくなります。同じLXでも、F SPORTは舗装路、OVERTRAIL+は悪路と、向いている道が反対だと思います。
赤いブレーキキャリパーは別料金

写真で赤いブレーキキャリパーを見て、F SPORTには付いてくると思った方もいるかもしれません。
ここは失敗しやすい所です。赤いキャリパーは、5万5000円のメーカーオプションです。付けると、LX600 F SPORTは1705万5000円、LX700h F SPORTは1805万5000円になります。
メーカーオプションは、工場で作るときに付けるものです。注文のあとで足すのは難しいので、ほしい方は最初の見積もりで入れておくと安心です。
5人乗りと7人乗りが同じ値段

F SPORTは、5人乗りと7人乗りのどちらでも選べます。値段はどちらも同じです。
3列目をほとんど使わない方は、5人乗りにしても値段は下がりません。荷物の置き方で選んでいいところですね。
💴 1700万円のLXは3台ある

ここからが、今日いちばん伝えたいところです。今のLXの値段を、全部並べてみますね。
| グレード | LX600(ガソリン) | LX700h(ハイブリッド) |
|---|---|---|
| 標準 | 1560万円 | 1700万円 |
| OVERTRAIL+ | 1600万円 | 1700万円 |
| F SPORT | 1700万円 | 1800万円 |
| EXECUTIVE | 2110万円 | 2210万円 |
どれも3.5LのV6ツインターボで、10速のATと4輪駆動です。1700万円のところに、LX600 F SPORT、LX700hの標準、LX700hのOVERTRAIL+の3つが並んでいます。
LX600 F SPORT
ガソリンのLX600に、先ほどの走りの装備と専用の見た目が付いたものです。
LX600の標準より140万円、LX600のOVERTRAIL+より100万円高くなっています。同じ1700万円でハイブリッドにはならないかわりに、走りの装備がそろう選び方です。
LX700hの標準とOVERTRAIL+
LX700hでは、標準とOVERTRAIL+が同じ1700万円です。2025年3月の発売時も、どちらも1590万円で同じでした。
LX600では、OVERTRAIL+は標準より40万円高くなっています。ハイブリッドを選ぶなら、OVERTRAIL+にしても値段が上がらない形です。
ただ、OVERTRAIL+はタイヤや装備が標準とちがいます。値段が同じだからといって上位という意味ではないので、装備表で見くらべて選んでくださいね。
ハイブリッドの上乗せは、グレードでちがう
LX600からLX700hにすると、いくら上乗せになるかも計算しました。
標準は140万円です。OVERTRAIL+とF SPORTとEXECUTIVEは、どれも100万円でした。標準だけ差が大きいのは、LX600の標準が低めの値段に置かれているからです。
3台のどれにするかは、よく走る道で決まると思います
舗装された道を気持ちよく走りたい方は、LX600 F SPORTが合うと思います。同じ値段でハイブリッドにしたいなら、LX700hの標準かOVERTRAIL+です。
キャンプ場までの砂利道や、雪の多い道を走る方には、ゴムの厚いOVERTRAIL+が向いています。ハイブリッドのF SPORTがほしい方は、さらに100万円上の1800万円になります。
🛻 ランクル300のハイブリッドと比べる人へ

LXと同じ10月1日に、トヨタのランドクルーザー300にもハイブリッドが加わりました。どちらも3.5Lのツインターボとモーターを組み合わせた、パラレルハイブリッドとして紹介されています。
ランクル300のハイブリッドは、ZXが980万1000円、GR SPORTが1020万300円です。
差は700万円をこえる

LX700hの標準は1700万円なので、ランクル300のハイブリッドZXとの差は719万9000円です。LX700h F SPORTとGR SPORTをくらべると、779万9700円の差があります。
どちらも走りを意識した名前ですが、付いている装備は同じではありません。差の700万円あまりが、自分がほしい装備に使われているかを数えてみると、決めやすくなると思います。
注文と納期は、まだ見えていない
今回の発表には、注文の受け付け方や、どれくらいで届くかは書かれていませんでした。
値段を決める前に、今注文できるのか、いつごろ届くのかを販売店で聞いておくのが先だと思います。
ランクル300のハイブリッドを待っていた方向けには、こちらでまとめています。
同じようにタイヤのサイズが変わったGXの改良は、こちらで読めます。
前の日に発表されたRXの改良も、グレードで中身がちがいます。


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