3列シートのEVがほしいけれど、レクサスは予算オーバー。そう感じている方もいますよね。
実はレクサスTZには、トヨタとスバルから兄弟車が出ます。トヨタの新しいハイランダーと、スバルのゲッタウェイです。どちらもTZと同じ土台を使う3列シートのEVです。
でも、この2台が日本で売られるかは、まだ発表されていません。
今日は、2台が日本に来る見込みと、来ないかもしれない理由を、分かっていることから整理します。
🚙 TZには、2台の兄弟車がいる

まず、3台がどんな関係なのかを見ておきますね。
同じ土台で、同じ工場で作られる

3台は、トヨタの同じ土台を使っています。3台とも、それぞれのブランドで初めての3列シートのEVです。
作る場所は、米国ケンタッキー州のトヨタの工場です。ハイランダーはトヨタが公式にそう発表しています。TZとゲッタウェイも、同じ工場の同じ生産の流れで作られると報じられています。
3台のちがいを、数字で見ると

| 車 | 最高出力 | 電池 | 航続距離(米国の測り方) | 米国での発売 |
|---|---|---|---|---|
| レクサス TZ | 308馬力 | 77kWh/96kWh | 253〜315マイル | 2026年後半の予定 |
| トヨタ ハイランダー | 221馬力/338馬力 | 77.0kWh/95.8kWh | 270〜315マイル | 2027年初めから |
| スバル ゲッタウェイ | 420馬力 | 77.0kWh/95.8kWh | 300マイル以上 | 2026年後半以降 |
電池の大きさは、3台ともほぼ同じ2種類です。ちがいが大きいのは、力の強さでした。
これは意外でした。いちばん高いレクサスが、力はいちばん控えめなんです。スバルのゲッタウェイは420馬力で、3台の中でいちばん強くなっています。レクサスは速さより、静かさや乗り心地を大事にしているのだと思います。
🇯🇵 米国製の車が日本に来る道は、もうできている

兄弟車が日本に来るかを考えるうえで、大事な変化があります。米国で作った車を、日本で売りやすくする仕組みができたんです。
米国製乗用車の認定制度
2026年2月16日に、米国製の乗用車を日本で売るための国の認定制度が始まりました。日米の貿易の合意を受けて作られた仕組みです。
この制度を使うと、米国で作った車を、日本で売るための手続きが進めやすくなるとされています。
ハイランダーは、すでにこの道で来ている

トヨタのハイランダーは、この制度を使って日本に来ています。8月1日から、全国のトヨタの販売店で売られています。
値段は860万円です。2.5リッターのハイブリッドで、4WD、7人乗りの1グレードだけです。右ハンドルの仕様になっています。
スバルも、同じ道を考えている

スバルは6月6日、米国で作る3列シートのSUV、アセントの日本導入を検討していると明らかにしました。2026年後半をめどに、同じ認定制度も使って導入をめざすとされています。
TZも、米国の工場から来る可能性が高い
TZは、日本で2026年冬ごろの発売が予定されています。そして、米国の同じ工場で作られると報じられています。
もしそうなら、TZも米国から日本に運ばれてくることになります。ただ、レクサスは日本向けのTZをどこで作るかは発表していません。ここは見立てです。
🤔 それでも、兄弟車の日本導入は決まっていない
道はできています。それでも、ハイランダーのEVとゲッタウェイが来るとは言い切れません。理由は1つではありません。
日本のハイランダーは、今のハイブリッドのまま
日本で8月から売られているハイランダーは、今の世代のハイブリッドです。
一方で、米国で次に出るハイランダーは、EVだけの車になると発表されています。つまり、日本で売っているハイランダーと、次のハイランダーは、中身がまったくちがう車なんです。
次のハイランダーが日本に来るのか、今のハイブリッドを売り続けるのか。トヨタはまだ何も発表していません。
スバルが検討しているのは、アセントのほう

スバルが日本導入を検討していると言ったのは、アセントです。EVのゲッタウェイではありません。
ゲッタウェイの日本導入は、今の段階では未定と報じられています。スバルが3列シートを日本に戻すとしても、先に来るのはアセントになりそうです。
生産の開始が遅れていると伝えられている
もう1つ気になるのが、生産の時期です。日経の報道によると、ハイランダーEVの生産開始は、早くても2027年1月にずれたとされています。
同じ工場で作るので、スバルやレクサスの時期にも響く可能性があると伝えられています。ただ、トヨタはTZとゲッタウェイの時期の変更は発表していません。
同じグループで、似た車が重なる
これは私の見立てですが、日本ではTZが先に3列シートのEVの席に座ります。同じトヨタのグループで、似た大きさのEVが3台並ぶと、お客さんを取り合うことにもなります。
そう考えると、兄弟車を急いで日本に入れる理由は、今は小さいのかもしれません。
🧭 3列シートのEVを待つなら、どこを見ておくか

ここまでを見ると、日本で手が届く見込みがはっきりしているのは、今のところTZだけです。待ち方は、どのブランドが気になるかで変わってきます。
すぐに3列シートのEVがほしいなら
日本での発売が予定されているのは、TZです。冬ごろの発売とされているので、日本での値段の発表を待つのが近道だと思います。
トヨタのハイランダーが気になるなら
今の日本のハイランダーは、ハイブリッドです。EVにこだわらないなら、今のハイランダーはすでに買えます。
EVのハイランダーを待つなら、日本に来るかどうかがまだ分からない、という前提で待つことになります。米国での値段も、まだ発表されていません。
スバルが気になるなら
先にアセントの続報を見ておくといいと思います。アセントが日本に来れば、スバルが米国製の3列シートを日本で売る道ができます。ゲッタウェイの話が進むのは、その後になりそうです。
米国の発表を、日本の発売と読みかえない
いちばん失敗しやすいのは、「米国で発表された」を「日本でも出る」と思ってしまうことです。
3台とも米国では発表されていますが、日本で売ると決まっているのはTZだけです。ハイランダーのEVやゲッタウェイを待つなら、日本での発表が出るまでは、予定を立てすぎないほうが安心です。
8月から日本で売られている、今のハイランダーはこちらです。
EVのハイランダーが米国で出たときの話は、こちらでまとめています。
ハイランダーBEV誕生|トヨタが主力3列SUVを電動化する真意
スバルのゲッタウェイの中身は、こちらで見られます。
スバルの3列シートの日本導入の話は、こちらです。
兄弟車の元になったTZの中身は、こちらで確かめられます。


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