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EVの任意保険は高いのか 節約の見直し方

EVと暮らし
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EVに乗り換えたら、保険の見積もりが思ったより高かった。そんな経験はありませんか。

同じくらいの大きさのガソリン車から替えたのに、年に2万円も3万円も上がる。理由が分からないと、ただ損をした気持ちになります。

高くなるのには、はっきりした理由があります。そして、その理由が分かれば、下げられる場所も見えてきます。

今日は、なぜ高いのかを先にお話しします。そのあとで、見直せる場所を順にお伝えします。

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💰 EVの保険料が高くなる三つの理由

いちばん大きいのは、修理費です。EVは車の底に大きな電池を積んでいます。ここが傷つくと、部品ごと交換になることがあります。

電池の交換費用は、車種によっては100万円を超えます。保険会社から見ると、1回の事故で払う金額が大きい車です。

ふたつ目は、部品と工賃です。高い電気を扱う部分は、資格を持った人でないと触れません。作業できる工場が限られるので、修理の見積もりが下がりにくくなります。

みっつ目は、データの少なさです。保険料は車種ごとの区分で計算されていて、その区分はその車種が過去にどれだけ保険金を使ったかで毎年見直されます。

EVは新しい車種が多く、実績が積み上がっていません。判断する材料が少ないと、高めに置かれることがあります。

つまり、EVだから割増しされているわけではありません。壊れたときに高くつくから、その分が乗っています。

🚙 ガソリン車と比べてどのくらい違うか

同じ条件で比べると、EVはガソリン車より年に1万円から3万円ほど高くなる例が多いです。等級と年齢が同じで、車両保険を付けた場合の話です。

差が出るのは、ほとんどが車両保険の部分です。対人と対物の賠償だけなら、差はほとんどありません。

軽EVなら差は小さくなります。車両価格が200万円前後なので、車両保険の額もそこまで上がりません。

逆に輸入のEVや大きなSUVだと、差が5万円を超えることもあります。車両価格が500万円を超えると、そのぶん保険料も跳ね上がります。

ですから「EVは保険が高い」とひとくくりにしなくて大丈夫です。どのEVを選ぶかで、かなり変わります。

📊 見直せる場所と下がる金額

見直す場所下がる目安向いている人合わない条件
車両保険に免責金額を付ける年1万〜3万円小さな傷は自分で直すつもりの人貯金に余裕がなく、10万円の出費が痛い
運転する人の範囲を狭める年5000〜2万円家族以外に貸すことがない人親や子どもがたまに運転する
年間の走行距離を正しく申告する年3000〜1万円実際は年5000km以下の人通勤で毎日30km以上走る
ネット型に切り替える年1万〜4万円手続きを自分で進められる人事故のときに担当者と顔を合わせたい

いちばん効くのは、車両保険の付け方です。ここだけで年に数万円変わります。

免責金額というのは、事故のときに自分が先に払う金額のことです。ここを10万円にすると、保険料はぐっと下がります。

ただし、車両保険そのものを外すのはおすすめしません。EVは電池の修理が高いので、外した瞬間に持ち出しの危険が跳ね上がります。

走行距離の申告も見落としがちです。EVに替えて近所しか走らなくなったのに、ガソリン車のときの区分のままという方が多いです。

⚡ 充電中の事故はどの保険で扱うのか

意外と知られていないのが、充電中のトラブルです。よくあるのは三つです。

ひとつ目は、ケーブルをつないだまま発進してしまうことです。車と充電設備の両方が壊れます。車側は車両保険、設備側は対物賠償で扱われることが多いです。

ふたつ目は、他人がケーブルにつまずいてけがをすることです。個人賠償責任の特約でまかなえる場合があります。

この特約は火災保険やクレジットカードにも付いていることがあります。二重に払っていないか、一度確かめてみてください。

みっつ目は、充電設備そのものの故障や盗難です。これは自動車保険ではなく火災保険で扱う場合が多いです。壁に取り付けた充電器は、建物の一部と見なされることがあります。

つまり、EVの補償は自動車保険だけで完結しません。家の保険とセットで見ておくと、抜けがなくなります。

設備をどう取り付けるかで、この扱いも変わります。工事の中身を知っておくと、保険の相談もしやすくなります。
EVの自宅充電200V工事 費用と確認する5つ

🔁 乗り換えるときの等級と手続き

いま乗っている車の等級は、そのまま引き継げます。EVに替えても、無事故で積み上げた分は消えません。

手続きは車両入替と呼ばれます。保険会社に連絡して、新しい車の情報を伝えるだけです。

気をつけたいのは、連絡の時期です。納車の日に間に合わないと、その日の事故が補償されないことがあります。目安は納車の1週間前です。

必要なのは、新しい車の車検証と、いまの保険証券です。車検証は納車前でも販売店からもらえます。

あわせて、EV向けの割引があるか聞いてみてください。電気自動車に数パーセントの割引を用意している保険会社があります。聞かないと付かないことがあるので、こちらから確かめてください。

🏠 保険以外で毎月を軽くする方法

保険料を年に2万円下げるのは、けっこう大変です。等級も走行距離も、すぐには変えられません。

そこで見てほしいのが電気の契約です。ここは書類1枚で変えられて、効果がすぐ出ます。

家で充電する家庭なら、夜が安いプランに変えるだけで月に1000円から2000円ほど下がることがあります。年にすると1万2000円から2万4000円です。保険を見直すのと同じくらいの効果があります。

idemitsuでんきは、EVに乗る家庭向けの割引が用意されているプランです。給油の割引も付くので、家にもう1台ガソリン車がある方にも合うと思います。保険の更新時期に、まとめて見直すと手間が一度で済みます。

沖縄と離島は対象外です。低圧のEV向け契約をすでに使っている場合は条件が重なることがあるので、申し込む前に今の明細を確認してください。

プランごとの差はこちらで細かく比べています。
EV充電代を安くする電気プランの選び方2026

😥 つまずきやすいところ

いちばん多いのは、車両保険の金額を下げすぎることです。EVは電池の修理が高いので、足りないと自己負担が数十万円になります。下げるなら金額ではなく免責で調整してください。

次に多いのが、ロードサービスの中身を見ていないことです。EVは牽引に積載車が必要です。付いているサービスがEVに対応しているか、更新のときに確かめてください。

もうひとつ、電池の保証と保険を混同することです。電池が自然に劣化した場合はメーカーの保証、事故で壊れた場合は保険。ここは分かれています。

事故のあと、充電できなくなった、走行中に警告灯が点いた、床下をこすった。このどれかがあったときは、傷が小さく見えても点検を受けてください。目安はその週のうちです。電池の傷は外から見て分かりません。

止まってしまったときの手順は、こちらにまとめてあります。
EVの電欠は起きるのか 前兆と止まった時

🙅 こんな人には向きません

保険料を最優先で削りたい方には、車両保険を外す選び方は向きません。EVは修理費が高いので、外した瞬間に持ち出しの危険が跳ね上がります。

年に1万km以上走る方は、距離の申告で下げる方法が使えません。無理に短く申告すると、事故のときに揉めます。

事故対応を人に任せたい方は、ネット型への切り替えが合わない場合があります。安さより、電話で相談できるかを優先してください。

車を買ったばかりで等級が低い方も、いま無理に削らないほうがいいと思います。3年ほど無事故で乗れば、自然に下がります。

✅ 今日からできる三つ

一つ目は、保険証券を開いて走行距離の区分を見ることです。実際と合っていなければ、次の更新で直せます。

二つ目は、個人賠償責任の特約が火災保険にも付いていないか確かめることです。重複していれば、片方を外せます。

三つ目は、ロードサービスの連絡先をスマホに登録することです。EVだと伝える必要があるので、番号が手元にあると落ち着けます。

買う前から売るまでの疑問は、こちらにまとめてあります。
EVの疑問まとめ 買う前から売るまでの全記事

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