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新型エレメント、HEVで復活報道|ホンダ戦略転換の象徴

Honda
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2026年3月、ホンダは北米向けEVの主力3車種をまとめて中止し、大きな話題になりました。

それから数か月、今度は「あのエレメントが、ハイブリッドで2029年に復活するかもしれない」という報道が飛び込んできています。

EVを畳んでハイブリッドへ——

ホンダの方針転換を象徴するような一台になりそうです。

この記事では、確定している事実と、まだ報道段階の話を分けながら整理していきます。

この記事のポイント

  • ホンダは2026年3月にEV3車種を中止し、戦略の軸をHEV(ハイブリッド)へ移した(ここは確定)
  • 海外報道では、新型エレメントはハイブリッドで2029年に北米生産との情報(ただしホンダ非公式)
  • 日本投入は今のところ情報がなく、北米専売の可能性が高そう

🔋 まず”事件”から:ホンダがEV3車種を中止した

2026年3月12日、ホンダは北米で生産・発売を予定していたEV3車種、「Honda 0 SUV」「Honda 0 Saloon」、そしてアキュラの「RSX」について、開発と発売の中止を正式に発表しました。

CESで華々しくお披露目された次世代EVの主力が、発売を待たずに白紙へ。関連する損失は最大で2.5兆円に達すると試算されており、業界に大きな衝撃を与えました。

背景にあるのは、米国でのEV需要の鈍化、関税政策の変化、そして中国・アジア勢との競争激化です。

こうした逆風を受けて、ホンダは戦略の軸足をBEVからHEV(ハイブリッド)へと大きく移しました。

EVから撤退するわけではないものの、当面はもっとも得意とするハイブリッドで足元の収益を立て直す、という現実的な路線といえそうです。

ここまではすべて、ホンダの公式発表に基づく確定情報になります。

🚙 そして報じられた「エレメント、ハイブリッドで復活?」

それから数か月、今度は懐かしい名前が飛び出してきました。エレメントです。

米メディアのAutomotive News(Autonews)が「計画を知る関係者」の話として報じたところによると、

ホンダは2029年第2四半期に、オハイオ州中部の工場で新型エレメントの生産を開始する予定とのこと。

この工場が唯一のグローバル生産拠点となり、発売初年度に約10万台の生産を目指している、という具体的な内容です。

報道によれば、

新型エレメントはハイブリッドを搭載し、角ばったスタイリングと頑丈な装備をまとって、HR-VとCR-Vの中間に位置づけられる見込み。

アウトドア志向の購入者がメインターゲットになりそうです。

実はホンダは2024年にも、エレメントを思わせる角ばったSUVの特許図を出願しており、今回の報道とつながっている可能性もあります。https://creative311.com/ https://www.carscoops.com/

ただし、ここからは報道ベースの話で、ホンダは計画について公式にはコメントしていません。

あくまで未確認情報として、控えめに受け止めておくのがよさそうです。

🔄 なぜ「EV→HEV転換の象徴」と言えるのか

ここで面白いのが、中止された0 SUVと、復活が報じられたエレメントの”性格の違い”です。

0 SUVは、ホンダが総力を挙げて開発していたBEV(電気自動車)でした。一方で報道のエレメントは、ハイブリッド。つまり「EVだから畳んだ」ものと、「ハイブリッドだから出す(かもしれない)」ものという、対照的な関係になっています。

ホンダは今回の方針転換で、次世代ハイブリッドを2029年度までにグローバルで15モデル投入し、北米では2029年にDセグメント以上の大型ハイブリッドも用意すると明言しています。

米国ではEV熱が一服する一方、ハイブリッド需要は底堅い。そこに、フォード・ブロンコスポーツやトヨタ4ランナーのような”タフ顔”の実用SUV人気が重なっています。

角ばっていて、実用的で、ハイブリッド——という新型エレメント像は、まさにホンダが「これから増やす」と言っているHEVの方向性にぴったり重なります。

だからこそ、消えたEVの穴をハイブリッドで埋める動きの象徴として読めるわけです。

なお、新型エレメントの公式デザインはまだ公開されていません。

出回っているのは特許図やレンダリングなので、「あの車に似ている」といった見え方も、現時点ではイメージ段階の話にとどまります。

🇯🇵 で、日本には来るの?

気になるのは、日本で買えるのかどうか、ですよね。

結論から言うと、現時点で日本投入を示す情報はありません。

報道では生産がオハイオの1拠点のみで、そこが唯一のグローバル生産拠点とされているため、北米専売の可能性が高そうです。

初代エレメントも米国開発・米国生産で、日本へは2003〜2005年のわずか2年だけ輸入されて早々に終了した経緯があります。

ホンダの日本向けの軸は、N-VAN e:やN-ONE e:といった軽EV、2028年以降の新型ヴェゼルを起点とした次世代ハイブリッド、そして2027年度に投入予定のEV「0α(ゼロアルファ)」です。

エレメントの名前は、日本側のラインアップには出てきていません。

裏を返せば、同じ”中止劇”を生き延びた0αがインド生産でしっかり日本に来る予定なのに対し、エレメントは「海を越えて眺める1台」になりそう、ということ。

新しいホンダの電動車を日本で待つなら、まずは0αが現実的な選択肢になりそうです。

(米国製SUVを日本に入れる動き自体は他社でも出てきていますが、エレメントについて具体的な話は今のところありません。)

🔮 現時点での整理

最後に、確定していることと、まだ報道段階のことを分けておきます。

確定していること:2026年3月のEV3車種中止、HEVへの戦略転換、0αの日本投入予定(2027年度)

報道・未確認のこと:新型エレメントのハイブリッド復活、2029年の北米生産、初年度10万台という規模感。日本投入は情報なし。

次の注目ポイントは、ホンダからの公式な発表があるかどうか。

もし正式に動き出せば、「EVを一度畳んだホンダが、ハイブリッドで何を取り戻そうとしているのか」が、よりはっきり見えてくるはずです。

続報が出たら、また追いかけたいと思います。

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