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ムラーノ復活、左ハンドル796万円は買いか

Nissan
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日産のムラーノが、2015年の販売終了以来、およそ11年ぶりに日本へ帰ってきましたよね。

しかも今回は米国でつくった車をほぼそのまま運んでくる「逆輸入」というかたちで、ハンドルは左、価格は796万円。

EVやハイブリッドが主役になりつつある今、あえてガソリンのVCターボを選んだのはなぜなのか、ちょっと気になりませんか。

先進の運転支援を積む一方で、左ハンドルという割り切りもある一台。その中身を、未来のモビリティ目線でやさしく整理してみますね。

この記事でわかる3つの視点

  • 米国製の認定制度を使った「逆輸入」がいま広がる理由
  • ProPILOTなど先進運転支援が、日本でどこまで活きるのか
  • 左ハンドルや装備など、納得して選ぶための注意点

🚗 ムラーノ日本復活の概要、何が起きたの?

日産は2026年6月3日、米国テネシー州のスマーナ工場でつくるミッドサイズSUV「ムラーノ」を日本に導入し、同じ日から注文の受付をスタートしました。

グレードは4WDの「SV」一本で、価格は796万4000円(税込)です。

ボディサイズも見ておきますね。

全長4900×全幅1980×全高1725mm、ホイールベースは2825mm。

タイヤは255/55R20で、20インチの大径ホイールを履いています。全幅が2mに迫る、かなり堂々としたサイズ感ですよね。

ポイントは、米国市場のムラーノを、最低限の法規対応をのぞいてほぼ北米仕様のまま持ってきていること。中身は現地仕様にかなり近いんです。

🔧 VCターボとは?日本初の可変圧縮エンジン

今回いちばんの技術的な見どころが、日本のモデルとして初めて載る直列4気筒2.0リッターの「VCターボ」エンジン(型式KR20DDET)ですよね。

VCは「Variable Compression(可変圧縮比)」の略で、エンジンの圧縮比を走り方に合わせて変えられる、日産独自のしくみ。ざっくり言うと、力が欲しいときはパワー寄り、ゆったり走るときは燃費寄りに性格を切り替えてくれるイメージかな。

スペックは最高出力180kW(245PS)、最大トルク352N・mで、9速ATと組み合わせています。2リッターとしては、しっかり力強い数字ですよね。

ちなみに日本仕様の燃費(WLTCモード)は、今のところ公表されていないみたい。気になる人は、正式な数値が出てからチェックするのが安心かなと思います。

🛣️ ProPILOTなど先進運転支援、未来感はどこまで?

未来のモビリティという視点で気になるのが、運転支援まわりですよね。

ムラーノは全方位の運転支援「360°セーフティアシスト」を標準で備えています。

高速道路では「プロパイロット」が使えて、アクセル・ブレーキ・ステアリングをアシストしながら、車線の中央をキープして走るのを助けてくれます。

いわゆる完全な手放し運転ではないので、あくまで「運転がぐっとラクになる相棒」くらいの距離感で考えるといいかなと思います。

さらに、車体の下をカメラ映像で見せてくれる「インビジブルフードビュー」や、交差点で前方の左右を補助する「フロントワイドビュー」など、死角を減らす機能も充実。

安全性の裏づけとして、米国の安全評価機関IIHSでも、日本導入予定のムラーノを含む日産の複数モデルが最高ランクの評価を得ています。

実際の雰囲気は、動画で見るとイメージしやすいですよ。

🌎 米国製の認定制度とは?逆輸入が広がる理由

「なぜ今、わざわざ米国生産のガソリンSUVを?」という疑問の答えが、ここにあります。

きっかけは、2025年7月の日米の枠組み合意(関税に関するもの)。これを受けて、国土交通省が「米国製乗用車の認定制度」を創設し、米国でつくられ米国で安全が認証された乗用車を、日本での追加試験なしで受け入れられるようになりました。制度の施行は2026年2月16日で、大きな転換なんですよね。

認定された車は車体後ろに★マークのステッカーが貼られ、車検証にもその旨が記されます。

この制度を使った導入は、トヨタのタンドラ、ハイランダーに続く流れで、ムラーノが3台目。さらにホンダも2026年後半に、アキュラ・インテグラやパスポートの導入を予定していて、いわば「逆輸入ラッシュ」が始まりつつあります。

EVの話題が多い今だからこそ、こうしたガソリン車の逆輸入という別ベクトルの動きも、日本の車選びの選択肢を静かに広げていきそうですね。

🤔 左ハンドル・装備、買う前に知りたい注意点

うれしい復活の一方で、知っておきたい「割り切り」もあります。

いちばん大きいのは、ムラーノが左ハンドルのみという点。米国仕様をほぼそのまま入れているためで、SNSでも、左ハンドルや大きめのサイズを心配する慎重な声と、左ハンドルが気にならない層には需要がありそうという前向きな声の、両方が見られます。

立体駐車場や料金所での取り回しなど、自分の使い方で困らないかは、事前にイメージしておきたいですね。

また、北米仕様がベースなので、日本向けのコネクテッド機能やナビまわりが、一部そのまま使えない可能性もあります。

先に導入されたトヨタの逆輸入車では、アメリカ仕様の通信モジュール(DCM)が日本で作動しないと報じられた例もありました。装備の細かな違いは、契約前にディーラーで確認しておくと安心です。

納車時期については、これまでの報道では2027年初頭との見方もありました。最新の案内は販売店で確かめるのが確実ですね。

✨ ムラーノは誰におすすめ?選び方のまとめ

ムラーノは、「人とかぶらない存在感のあるSUVがほしい」「左ハンドルもむしろ味として楽しめる」という人には、かなり魅力的な一台だと思います。VCターボの走りと先進運転支援で、移動そのものを上質にしてくれそうですよね。

一方で、燃費や電動化の進化を重視したい人、右ハンドルで日本の道に最適化された使い勝手を求める人には、国産の電動SUVのほうが合うかもしれません。

大事なのは、流行や価格だけで決めず、「自分の毎日の移動がどう良くなるか」で選ぶこと。逆輸入という新しい選択肢が増えたいまだからこそ、その視点がいっそう効いてきそうです。

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