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急速充電と普通充電の使い分け 電池を減らさない

EVの基礎知識
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EVを買った直後に一番迷うのが、どちらの充電をいつ使うかです。

答えは単純で、日常は普通充電、長距離だけ急速充電になります。

理由を知っておくと、迷わずに済みます。

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⚡ 違いは出力の大きさだけ

急速充電と普通充電の決定的な違いは出力の大きさです。普通充電で空から満充電にすると10時間から20時間ほどかかりますが、急速充電なら1回30分から1時間程度で済みます。

普通充電は3〜6kWで自宅の基礎充電に向き、急速充電は50kW以上で長距離移動中の継ぎ足しに向いています。40kWhをほぼ空から満充電にする場合、3kWの普通充電なら約13時間、90kWの急速充電なら理論上27分という差になります。

🔋 なぜ80%で遅くなるのか

急速充電を使うと、途中から急に遅くなった経験をする人がいます。故障ではなく、そういう設計です。

残量が80%を超えたあたりから、充電のスピードは大きく落ちるように制御されています。これは車に積まれたバッテリーマネジメントシステムの働きで、電圧や温度を監視しながら、これ以上強い電流を流すと電池が傷むと判断して受け入れる量を絞っているためです。

そのため30分粘っても100%にはならないことがほとんどです。80%まで入れば十分と割り切って出発したほうが、時間の効率も良くなります。

🚗 日常は20%から80%で回す

電池を長持ちさせたい人向けの基本形があります。日常の充電は200Vの普通充電で20%から80%の範囲を維持し、急速充電は週に1〜2回程度の補助にとどめるのが基本とされています。

満充電を狙うのは効率の面でも損です。80%で切り上げて、必要なら次の充電場所で足すほうが、時間も電池も得をします。

❄️ 冬と夏は充電速度が変わる

充電器のカタログに90kW対応と書いてあっても、いつもその速度が出るわけではありません。外気温や電池の温度で充電速度は大きく変わり、冬の寒さでは1.5〜2倍の時間がかかることもあります。高速走行の直後で電池の温度が上がっている場合も同じです。

対応車種なら、出発前にプレコンディショニングを入れておくと到着時に電池が適温になり、急速充電の効率が上がります。冬の遠出では、これがあるかないかで到着時刻が変わります。

📊 場面ごとの使い分け

場面使う充電合わない条件
毎日の通勤や買い物自宅の普通充電自宅に設備を置けない人は使えない
週末の遠出の途中急速充電を80%まで到着後すぐ再出発する予定だと足りない
宿泊先や商業施設普通充電で滞在中に滞在が1時間程度だとほとんど入らない
帰宅直前の継ぎ足し不要自宅で充電するなら二重の出費になる
数日乗らない前半分程度で止める翌日長距離に出る場合は不向き

🎫 充電カードは回数で決める

外の充電をどれだけ使うかで、契約の損得は変わります。急速充電を月に4回以上使うなら、月額プランのほうが得になります。

逆に月3回以下なら、都度払いのままで構いません。最初の1か月は契約せず、実際の回数を数えるところから始めてください。

🙅 こんな人には向きません

自宅に充電設備がなく、外の急速充電だけで生活する予定の人には、この使い分けそのものが成り立ちません。費用も電池への負担も増えるため、購入前に自宅充電の可否を確認してください。

また、営業で1日200km以上走るような使い方の人も、急速充電が中心にならざるを得ません。この場合は電池の消耗を織り込んだ上で、保証内容を重視して車種を選ぶほうが現実的です。

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まとめ

日常は普通充電で20%から80%、遠出のときだけ急速充電を80%で切り上げる。この形にすれば、時間も費用も電池も無理なく回ります。

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