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寒冷地でEVに乗るとどうなる 冬の航続と対策

EV・バッテリー技術
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雪国でEVはやめておけ、という話を聞いたことがある人は多いと思います。

減るのは事実ですが、減り方には目安があり、対策も決まっています。

数字を知っておけば、自分の地域で使えるかどうかは自分で判断できます。

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❄️ 冬はどれくらい減るのか

一般に、EVの航続距離は冬場にカタログ値の2〜3割ほど短くなると言われます。氷点下が続く厳寒期や暖房をフルに使う条件では、3〜4割減になることもあります。カタログ180kmの軽EVなら、冬は120〜140km程度が目安です。

つまりカタログ値の7割で計画を立てておけば、たいていの日は困りません。厳しい日は6割で見ておくと安全側に寄せられます。

🔥 減る理由は3つに分けられる

主な理由は、低温でリチウムイオン電池の性能が落ちること、エンジンの排熱がないため暖房に電力を使うこと、そして電池の保温にも電力を使うことの3つです。なかでも暖房の消費が大きな要因になります。

暖房の重さは体感より大きく、実際にPHEVの利用者からは、外気温がマイナス10℃を下回ると走行中のエネルギーの3割以上が暖房に使われるという声も出ています。ここを削れば距離は伸びますが、削り方には注意が必要です。

⚡ 充電も冬は遅くなる

見落とされがちなのが充電側です。リチウムイオン電池は気温が下がるほど充電性能が落ち、同じ時間で入る量が減ります。外出先の30分制限がある急速充電器では、この差がそのまま計画に響きます。

夏なら30分でまかなえた区間が、冬は1回では足りないことがあります。冬の遠出は、充電回数を1回多く見積もっておくのが現実的です。

🛡 立ち往生では意外な利点がある

大雪の立ち往生を心配する人は多いですが、ここはEVが有利な面もあります。EVは排気ガスを出さないため、マフラー付近が雪でふさがれても一酸化炭素中毒のリスクがありません。長時間車内にとどまる場面でも、ガソリン車のような排気ガスによる中毒を心配せずに済みます。

ただし暖房を使えばバッテリーは減っていくため、残量の管理は欠かせません。この2つはセットで覚えてください。中毒の心配がない代わりに、電気が尽きたら暖房も止まります。

📊 寒冷地でのEV対策

対策効果合わない条件
充電中に車内を暖めておく自宅に充電設備がない人には使えない
シートヒーターとハンドルヒーター中心後席に人を乗せることが多い人には不足
残量50%を下回ったら充電通勤距離が短い人には過剰
ヒートポンプ搭載車を選ぶすでに車を持っている人には買い替えが必要
屋根付き駐車と充電の併用屋外駐車しかない住環境では実行しにくい

🌡 車種選びで差がつく

同じEVでも寒さへの強さは同じではありません。ヒートポンプ式の空調を積んだ車は、電気ヒーター式の車より寒冷地での性能が一般に優れています。電池の温度管理システムの設計も大きく、適温を保つ能力に差があります。

雪国で買うなら、航続距離の数字より先にこの装備を確認したほうが実用差は大きく出ます。カタログの一番大きな数字は、冬にはあまり意味を持ちません。

🙅 こんな人には向きません

冬に自宅で充電できず、屋外の急速充電だけで生活する予定の人には、寒冷地のEVは勧めません。減る量と入る量の両方が不利になり、負担が二重になります。

また、豪雪地で長距離の通勤があり、代わりの車を持たない人も慎重に考えたほうが安全です。天候が荒れた日の余裕が作りにくくなります。

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まとめ

冬のEVはカタログ値の7割で計画し、充電回数を1回多く見積もる。この2つを守れば寒冷地でも実用になります。装備で言えば、ヒートポンプの有無が一番効きます。

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